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遺族年金とは|遺族厚生年金とは、遺族厚生年金の要件と目安

      2017/02/05





遺族厚生年金とは?

前回、死亡保障を検討するときに考えておきたい「遺族年金」には、遺族基礎年金と遺族厚生年金の2つがあるというお話をしました。今回は「遺族厚生年金」についてです。

 

まず前回は遺族基礎年金についてお話をしました。

 

「遺族年金」とは?遺族基礎年金編はこちら

 

今回は遺族厚生年金のお話をしたいと思います。

 

厚生年金の被保険者(一般的にはお勤めの方)が死亡した場合、遺族の方には遺族厚生年金が支給されます。

遺族厚生年金の受給要件について

geralt / Pixabay

【被保険者の要件】

①厚生年金の被保険者であること

②厚生年金の被保険者の間に初診日があった傷病によって、初診日から5年以内に死亡した場合

③障害厚生年金の受給権者

④老齢厚生年金をすでに受給している受給権者である。または老齢厚生年金の受給資格期間を満たしている人

【受給者の要件】

被保険者の死亡時に生計を一つにする遺族で、受給順位が以下の順で受け取れる。

上位順位の者がうけとったら、受給権は消滅する。

①配偶者、子

②父母

③孫

④祖父母

※兄弟姉妹に受給権はない

 

該当する配偶者が夫の場合、父母、祖父母の場合は死亡時55歳以上で、支給開始年齢は60歳から。

ただし、夫が遺族基礎年金を受け取れる場合60歳未満でも受給できる。

また30歳未満の子のない妻が受け取れる遺族厚生年金は5年間の有期年金になる。




【受け取れる年金の額】

遺族厚生年金の金額は年収によって異なります。

計算式は障害厚生年金と同様です

ただし老齢厚生年金の報酬比例部分の金額×3/4になります。

(被保険者期間の合計が300月に満たない時は300月として計算する。)

具体的に数字で見た方が良いと思うので以下目安です。

3dman_eu / Pixabay

 

標準報酬月額(厳密には異なりますが、月の月収と考えてください)と年間受け取れる遺族厚生年金の関係は以下の通りです。

20万円・・・320,600円

25万円・・・400,800円

30万円・・・480,900円

35万円・・・561,100円

40万円・・・641,300円

45万円・・・721,400円

50万円・・・801,600円

55万円・・・881,700円

60万円・・・961,900円

 

【中高齢寡婦加算】

厚生年金に加入していた夫が死亡した時に40歳以上であった子の無い妻、または子のある妻の場合に、

その妻が40歳以上、65歳未満で遺族基礎年金が受けられない期間に、遺族厚生年金に585,100円が年間加算される。

 

前回の遺族基礎年金と遺族厚生年金両方受け取れる人の金額の目安(標準報酬月額に対して受け取れる遺族厚生年金+遺族基礎年金)の金額は以下の通りです。

 

標準報酬月額  

・子ども一人の場合  

・子ども二人の場合   

子ども三人の場合の金額の順番で表示

標準報酬月額20万の遺族       

子ども一人の場合1,315,800円    

子ども二人の場合1,538,200円   

子ども三人の場合1,612,300円

 

標準報酬月額25万の遺族       

子ども一人の場合1,396,000円    

子ども二人の場合1,618,400円   

子ども三人の場合1,692,500円

 

標準報酬月額30万の遺族       

子ども一人の場合1,476,100円    

子ども二人の場合1,698,500円   

子ども三人の場合1,772,600円

 

標準報酬月額35万の遺族       

子ども一人の場合1,556,300円    

子ども二人の場合1,778,700円   

子ども三人の場合1,852,800円

 

標準報酬月額40万の遺族       

子ども一人の場合1,636,500円    

子ども二人の場合1,858,900円   

子ども三人の場合1,933,000円

 

標準報酬月額45万の遺族

子ども一人の場合1,716,600円

子ども二人の場合1,939,000円

子ども三人の場合2,013,100円

 

標準報酬月額50万の遺族       

子ども一人の場合1,796,800円    

子ども二人の場合2,019,200円   

子ども三人の場合2,093,300円

 

標準報酬月額55万の遺族       

子ども一人の場合1,876,900円    

子ども二人の場合2,099,300円   

子ども三人の場合2,173,400円

 

標準報酬月額60万の遺族       

子ども一人の場合1,957,100円    

子ども二人の場合2,179,500円   

子ども三人の場合2,253,600円

 

遺族基礎年金と遺族厚生年金でこれだけ年間受け取れるのです。これを何年間受け取れるかを計算して、、またはアドバイスを保険の営業から受けて、、それから死亡保障は検討しないと大きすぎる保険金で設計してしまい、保険金額の大きな保険ということは毎月払う保険料が高く、無駄な保険料を払うことになってしまうというわけです。
生命保険と国の制度は切り離すことができません。








 - ファイナンシャルプランナー(FP), 生命保険

by Kenji.Kaneko