札幌のFP(ファイナンシャルプランナー)金子 賢司

確定拠出年金セミナー、保険、住宅ローンのセミナー活動をしているFP(ファイナンシャルプランナー)です

長期金利上昇により住宅ローン金利も上昇。アメリカ金利と住宅ローン金利の関係

      2017/07/09




2017年以降住宅ローンはさらに利上げ局面へ

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いつか上がるだろう・・といわれていた住宅ローン金利、マイナス金利の影響によってさらに住宅ローンの金利は下がり、2016年3月、4月は住宅ローン借り換えラッシュだったのではないでしょうか。
しかしそんな状況もいよいよ終わりそうな予感がします。

トランプ氏が大統領選挙で勝利し、市場は思わぬ活況を示しました。今後アメリカの期待感から景気が過熱することが予測され、FRBはいよいよ利上げが現実になると思われます。

原因は2016年年末にトランプ相場とFRB利上げのダブルパンチ

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トランプ氏が勝利をし、日経平均株価は18000円台を超え10カ月ぶりの高値を指しています。また円安も進行。マイナス金利、ブレグジットなどいくつかのトラブルもあり、トランプ氏の選挙の勝利でまた円高か・・と思いきや今回は予想外な円安となりました。
日本経済にとってはあまり根拠のない株価上昇と円安なので、手放しでは喜べませんがプラスには働いています。このまま続けば・・とも思います。

長期の住宅ローン金利はさらに2017年3月~上昇する?





さて、トランプ氏勝利によりちょっと私たち消費者にとっては気に掛けておく問題があります。それは住宅ローンの金利です。なぜトランプ氏が勝利すると住宅ローン金利が上昇する心配をしなければならないのでしょうか?
ことしの2月以降10年物国債の金利の利回りはほぼマイナス圏だったのですが、大統領選挙後はプラスに浮上してきています。
なぜかというとトランプ氏はアメリカの内需拡大をめざし、インフラ投資など財政政策に力を入れて経済が好調になり、アメリカにインフレをもたらすと考えられているからです。すでにアメリカの長期金利は上昇しています。
インフレを抑える手段は金利を上げることです。金利を上げれば米国債に人気が集まり債券価額があがり、日本国際が売られて債券価額が下がります。債券価額と金利は相対的な動きを見せるため、債券価額がさがると金利は上昇します。

住宅ローンの固定金利は10年国債の金利をもとに決められるので、10年国債の金利が上がれば住宅ローンの固定金利は上昇する可能性が高くなります。(変動金利はもととなる指標が異なります)

FRBの動向にも注目

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インフレを抑えるためにFRBは利上げをついに2016年12月に実施しました。
利上げが行われれば当然米国債に人気が集中し、日本国債が売られ金利が上昇する方向へ向かいます。
トランプ氏の勝利によって、すこーし住宅ローン金利も気にかける必要がありますが、これによってFRBの12月利上げにより住宅ローンも値上げが行われました。このままマイナス金利以前の水準位まで戻すのではないかと予想します。

さらにアメリカ景気の過熱により2017年3月度もFRBは急遽利上げを発表、さらに2017年3月に0.25の利上げを発表しました。そうなるとさらに固定金利の住宅ローンは上昇傾向になります。

だからといって大きな買い物を今急いでする必要はないですが、面倒で借り換えなど思いとどまっている人や家の購入を検討しているが進んでいない方で10年以上の固定金利期間選択型や全期間固定金利などを選択したいと思っている人は要注意です。

現状日本銀行の努力もあり、大きな利上げは行われないので固定金利の住宅ローンは低い水準を維持しておりますが、専門家の大半の見方では2020年の東京オリンピックまで抑え込むことは難しいだろうというのが大方の考え方です。

変動金利の住宅ローンも金利がもうこれ以上下がりようがない低水準です。固定金利が上昇に傾けば、いつまでも変動金利も安くしておく必要がないので、固定金利に引っ張られるような形で上昇していくことになると考えます。








 - ファイナンシャルプランナー(FP), 住宅ローン

by Kenji.Kaneko